(終わりと始まり)フクシマ、現場の奮闘 「偶然」の生還、思い出して 池澤夏樹

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 あと七日で3・11から九年になる。津波の記憶の継承のことは先月のこの欄で書いた。今日は原発のことを考えよう。これもまた記憶の風化の問題である。

 この週末から映画「Fukushima 50 フクシマフィフティ」が公開される。まずは一足先に見たその感想から。

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 スクリーンは三月十一日午…

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