(評・映画)「娘は戦場で生まれた」 砲火の町、作品自体が奇跡

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 すぐに記憶から消え去る映画もあれば、棘(とげ)のように胸に刺さり抜けない映画もある。本作は後者。見る者の心は無傷でいられない。戦火のシリアにとどまり死の恐怖と生の喜びの狭間(はざま)で生きた若き女性監督による5年間の濃密な記録である。

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 世界遺産の古都アレッポ。2012年からは独裁政権の攻撃の的と…

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