2019年2月16日。藤井聡太七段(17)は第12回朝日杯将棋オープン戦の決勝に臨んだ。将棋盤を挟んで向かいに座ったのは、渡辺明・現三冠(35)。共に午前の準決勝を制し、決勝にふさわしいカードが実現した。

 この時期、渡辺は驚異的な勢いで勝ち続けていた。前年11月から本局に臨むまでの成績は20勝1…

この記事は有料記事です。残り614文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料記事です。残り614文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料記事です。残り614文字有料会員になると続きをお読みいただけます。