(美の履歴書:633)「雪松図屏風」 円山応挙 輝く新雪の正体は

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 なんという臨場感。江戸時代中期の絵師円山応挙(まるやまおうきょ)の代表作で、彼の唯一の国宝だ。

 冬の朝、松の大樹に積もった新雪が、陽光を浴びて輝いている。右隻の松は力強く、左隻の松は優美。屏風(びょうぶ)の前に立っていると、ひんやりとしたすがすがしい空気までが感じ取れる。

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