(書評)『サブリナ』 ニック・ドルナソ〈著〉

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 ■読者をも行方不明にさせる迷宮

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 『SABRINA』はマンガではあるが、マンガではない。コマを追いながら縦に読めばいいのか横に流せばいいのかとまどう。絵が単純でミニマル、感情が希薄。セリフはあるが、方向指示がない。進行しているのか後退しているのかわからなくなる。その上、色彩が全体に灰をかぶったよう…

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