(声)語りつぐ戦争 血で書いた志願票、海軍省で見た

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 無職 竹之内弘子(佐賀県 91)

 「進学は諦めて」。女学校の繰り上げ卒業を前にした私たちに、学年主任の先生がおっしゃった。泣いていた。「新聞は行間を読め」と教え、「破竹の進撃」とあれば「泥にまみれ、重い銃を担いで歩く兵を想像できなければ」と教えてくれた先生だった。

 卒業は1944(昭和19)年…

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