(評・舞台)「月の獣」 家庭に潜む女性への暴力の種

有料記事文化・芸能評

[PR]

 時は1921年。写真家のアラム(眞島秀和)は、結婚したばかりの妻セタ(岸井ゆきの)に手鏡をプレゼントする。アメリカの劇作家リチャード・カリノスキーの「月の獣」(浦辺千鶴訳)の物語が始まるのはここからだ。だが、鏡が必要なのはアラムの方だった。本作はふだん他人の姿を写す仕事をしている彼が、自分を見つめ…

この記事は有料記事です。残り570文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら