(評・舞台)国立劇場「12月歌舞伎公演」 「街の灯」江戸版の幕切れは

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 歌舞伎の古典「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」と、昭和初期に書かれた「蝙蝠(こうもり)の安さん」再演の2本立て。主題は共に弱者への共感である。

 陣屋で戦場に思いを巡らせる盛綱(白鸚)の端正な佇(たたず)まいと切れのよいせりふ。若い頃からの芸風が、白鸚襲名以来さらに洗練を加えている。「勧進帳」の弁慶や「…

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