(時事小言)覇権の衰退と新興国の台頭 役割変える米、進む混乱 藤原帰一

有料記事藤原帰一の時事小言

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 国際政治が動乱期を迎えている。その背景は国家の力の分布の変化、単純にいえば大国の凋落(ちょうらく)と新興国の台頭である。

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 覇権国家の凋落が国際政治を不安定にするという議論はロバート・ギルピンを代表として古くから国際政治学で行われてきた。この議論は、覇権を掌握した国家がその国益のために世界を支配す…

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