(多事奏論)仏改憲が教えること めざす社会像、論じるのが先 国分高史

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 フランスは戦後、昨年まで27回の憲法改正を経験している。多くは議会の行政監視機能の明確化など統治機構に関するものだが、憲法院(憲法裁判所)による違憲判断を克服し、研究者に「特筆すべきだ」と評価されている例がある。

 1999年と2008年に、男女の平等な社会参画を促す条項を加えた改正だ。前者は議会…

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