(文芸時評)翻訳文学の力 閉ざされた文化に架ける橋 小野正嗣

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 今年で3回目となるヨーロッパ文芸フェスティバルが、11月初旬、東京にあるEU加盟国の文化施設を中心に開催された。

 僕はドイツ、チェコ、ベルギーイタリアポルトガルから来日した作家たちの参加するパネルディスカッションの司会を務めた。

 ベルリンの壁の崩壊から30年の節目の今年、議論の主題は「壁を…

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