(福岡伸一の動的平衡)世界の移ろいに気づく

有料記事福岡伸一の動的平衡

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 電車の先頭車両に乗ると、小さい男の子が、背伸びをしながら運転席の後ろの窓に貼り付いて、一心に前を見ていた。そこはいいよね。まるで運転士になった気分になれるからね。

 私が次の駅で下車すると、彼もお母さん(とおぼしき女性)とともに電車を降りた。でも、ホームに降り立ったまま、彼はその場を動こうとしない…

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連載福岡伸一の動的平衡

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