(書評)『公の時代』 卯城竜太、松田修〈著〉

有料記事書評

[PR]

 ■「みんなのため」が個を排除する

 アーティストの発表の場で様々なトラブルが起きている。あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」は、テロ予告や脅迫で一時は中止に追い込まれた。文化庁の補助金不交付の決定に、「公」の役割とは何かと考えさせられた人も多いのではないか。

ここから続き

 本書は、2人のアーティス…

この記事は有料記事です。残り778文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら