(大竹しのぶ まあいいか:249)大事すぎて、大切すぎて

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 息子が私の還暦のお祝いに、大枚をはたいて買ってくれたであろう赤いお財布。嬉(うれ)しくて、嬉しくて、すぐには使えず2年間も飾っていた。

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 時々「今日こそおろして使ってみようか」と決心するものの、大切なこのお財布を汚したらどうしようと思い、彼の父親の写真や、娘の成人式の写真が飾ってある場所にまた戻す…

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連載大竹しのぶ まあいいか

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