(古典百名山:66)マキアヴェリ「君主論」 大澤真幸が読む

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 ■恐ろしいほど厳しい責任

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 一六世紀はじめに書かれた本書の名はよく知られている。が、その内容についての評判は悪い。政治目的のためならどんな悪徳も許されるということが書かれていると解されてきたからだ。君主は気前よくふるまうよりケチであるべきだ。憐(あわ)れみ深くあるより残酷であれ。君主は信義(約束)…

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