(評・映画)「細い目」 省略と即興性、異質な社会派

有料記事文化・芸能評

[PR]

 フランス映画史でたとえるなら「勝手にしやがれ」に相当するマレーシア映画と言えるだろう。ヤスミン・アフマド監督の劇場長編デビュー作。2004年に本作が登場したことによってマレーシア映画に新しい波が生まれ、それは自国を中心とした既存の観客層を越えて世界に注目される現象へと躍り出た。

ここから続き

 17歳になるヒロ…

この記事は有料記事です。残り550文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

連載文化・芸能評

この連載の一覧を見る