(美の履歴書:622)「水月観音像」 徐九方 700年後の典雅さの裏には

有料記事美の履歴書

[PR]

 ごつごつとした岩の上に、柔らかなベールをまとった観音がゆったりと腰掛けている。左下にいるのは善財童子。仏法を求めて53人の善知識(賢人)を訪ねる旅を続けていて、観音が住む南海の補陀落山(ふだらくさん)までやってきた。

ここから続き

 「水月(すいげつ)観音像」は、朝鮮半島の高麗(918~1392)で数多く描かれ…

この記事は有料記事です。残り1079文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら