(平成ベスト本)坂井豊貴さんが選ぶ 豊かさと退廃の戦場を生きる

有料記事

[PR]

 (1)岡崎京子著『リバーズ・エッジ』(宝島社、1994年刊) バブル崩壊後の一時期、文化の爛熟(らんじゅく)があった。豊かさと退廃とが混じる少年少女の日常と、それが風船のように「ぱちん」とはじけるさまを岡崎は描き切る。「平坦(へいたん)な戦場で僕らが生き延びること」をテーマとする、切実な作品。

 …

この記事は有料記事です。残り638文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら