(書評)『父さんはどうしてヒトラーに投票したの?』 ディディエ・デニンクス〈文〉PEF〈絵〉

有料記事書評

[PR]

 その題名の通り、第2次大戦前のドイツの総選挙で主人公の父がナチ党に一票を入れるところから、この絵本は始まる。

 ナチ党は過半数を取らなかったが、第一党となった彼らは数週間のうちに全権を握る。それをドイツ国民は熱狂をもって迎えた。

 すべて教科書に載っていることである。

ここから続き

 ヒトラーは「わが国民が苦難…

この記事は有料記事です。残り322文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら