(書評)『やがて満ちてくる光の』 梨木香歩〈著〉

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 ■生活のヒトコマにきらめく叡智

 著者の本を手に取るたびに、彼女のように生きたいと思う。地に足をつけて、澄んだ眸(ひとみ)と穏やかな心で物事を見つめ、ブレず媚(こ)びず迎合せず、自分を大切にしながらも声高に主張をしない。自然に溶け込むように日々淡々と生きる……。

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 俗人の私には無理か。だったらせめ…

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