(天声人語)伊勢湾台風、子どもの記憶

有料記事天声人語

[PR]

 「その日は、秋晴れのよい天気でした。ゆっくり流れて行く白い雲に、別れ別れに、なってしまった母や父や妹のことを、たずねてみました。雲は、だまっていました」。伊勢湾台風で家族を失った小学5年生久野みき子さんの作文である▼60年前の9月26日、東海地方を直撃した台風は、5千人を超す死者・行方不明者を出す…

この記事は有料記事です。残り472文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

連載天声人語

この連載の一覧を見る