(美の履歴書:618)「怪物誌」 ウリッセ・アルドロバンディ 異形の世界にひかれるわけ

有料記事美の履歴書

[PR]

 古びたページをめくれば、そこはこの世ならざる異形のモノどもの世界。古今、洋の東西を問わず描かれてきた幻獣や霊獣は、なぜか見る者の目を釘付けにしてやまない。代表格は人間と魚を組み合わせた人魚だろう。

 17世紀のイタリアで刊行された『怪物誌』には、奇々怪々な人魚たちが描かれている。ただし、私たちが知…

この記事は有料記事です。残り979文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら