(美の履歴書:617)「山のよろこび」 畦地梅太郎 ライチョウ、掲げる人物は

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 朴訥(ぼくとつ)とした印象ながら、表情豊かで愛らしい。つい「モデルは誰?」と聞いてしまいそうだが、作家はその質問に辟易(へきえき)していたらしい。「モデルなどあるはずがない。わたしの心の山男である」と書き残している。

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 25歳の年に版画家の道を歩み始めた畦地(あぜち)梅太郎は、噴煙を上げる浅間山に…

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