(書評)『専門知は、もういらないのか 無知礼賛と民主主義』 トム・ニコルズ〈著〉

有料記事書評

[PR]

 ■「知識」の死は政治の質を変える

 今どきの若者は、という若者論はいつの世にもある。論者はたいていは世知たけた大人である。しかしその大人もかつては子供だったわけで、彼らの若者批判は天に唾(つば)する行為のようにも思われる。実社会の経験に乏しい若者は頭でっかちで、背伸びもするだろう。背伸びしなければ…

この記事は有料記事です。残り803文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら