(日曜に想う)赤裸々な「私」のディストピア 編集委員・福島申二

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 暑い夏、いっそ透明人間にでもなったら涼しそうだと空想してみるが、なったらなったで結構大変らしい。

 なにしろ、手に持つものは宙に浮いて見えるから周囲は大騒ぎになる。雑踏では自分が必死でよけないと人にぶつかられる。アメリカの傑作小説「透明人間の告白」にもろもろの苦労は詳しい。

 さらに、飲み食いした…

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