(声)語りつぐ戦争 終戦の日、13歳の兄が撃たれた

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 無職 土本吉子(福岡県 82)

 1945(昭和20)年8月15日の記憶は「畳をあげ下に隠れろ!」の叫び声から始まる。旧満州中国東北部)の新京郊外。隣の集落は日本人が皆殺しだと聞いた。終戦も知らず、父はいつも通り出勤し不在。母と17歳の姉、13歳の兄、8歳の私は隣の一家と身を潜め日没を待った。

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