(書評)『ボランティアとファシズム 自発性と社会貢献の近現代史』 池田浩士〈著〉

有料記事書評

[PR]

 ■対極の言葉、重なり合う歴史

 「ボランティア」といえば、自発的に、社会に貢献するために、無償で、何かをやることを指す。そしてボランティアという言葉は多くの場合、偉いね!という反応を呼び起こす。

 他方で「ファシズム」といえば、政治権力が人々を弾圧し、無理やり従わせる状態を思い浮かべる人も多いだろ…

この記事は有料記事です。残り779文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら