(評・美術)松方コレクション展 100年の流転と苦難、胸に迫る

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 1910~20年代に日本のある実業家が、第1次世界大戦の船舶需要で得た巨万の富を投じて西洋の美術品を収集し、一大コレクションを作り上げた。神戸の川崎造船所を率いた松方幸次郎である。

 日本初の西洋美術館をつくるという夢の実現を目指して、集められた約3千点の作品は、その後大部分が散逸し、一部のみが5…

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