(評・映画)「さらば愛しきアウトロー」 満ち足りた、無為の時間

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 ロバート・レッドフォードを見ていると、ちょっと腹が立ってくる。いつもあまりにたやすく銀行強盗を成功させてしまうからだ。銀行員たちは、すすんで彼の出すカバンに紙幣を詰めこんでいるようですらある。映画自体も、犯行までの緻密(ちみつ)な計画とか入念な準備にはさして興味がなさそうで、サスペンスもスリルも希…

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