(書評)『「身軽」の哲学』 山折哲雄〈著〉

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 ■断捨離の先の「己軽」を考えた

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 口癖のように「身軽になりたい」という著者の希望が病気によって叶(かな)えられた。長期の病気体験の結果「無苦安穏の境地」、存在の軽さを経験した。と同時に「本」に盛られている「思想かぶれ」からも身軽になりたいと愛蔵本をごっそり手放す。すると不思議な解放感がこみあげてき…

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