(あるきだす言葉たち)感覚器官 井村拓哉

有料記事あるきだす言葉たち

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きみがする声だけの咳すみずみに春のふるえのみたされてゆく

 

濡れている埃(ほこり)を胸に詰めて佇(た)つひかりを容れてやまぬ構内(ホーム)に

 

はたらいて働いていないような気がする 壊れた椅子に打ちつける釘

 

一部の人は、と学生わらう天一(てんいち)にきみとだまって向かい合う午後

 

なんだろ…

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