(月刊安心新聞plus)研究不正 事実と虚構、壁が溶けたか 神里達博

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 「春琴抄」という小説がある。文豪・谷崎潤一郎の代表作といえるだろう。この作品は映画やテレビドラマなどにもなっているので、ご存じの方も多いかも知れない。

 物語は、幼いころに病で視力を失った「春琴」という美貌(びぼう)の三味線奏者と、彼女の身の回りの世話をする弟子であり、また事実上の夫でもある「佐助…

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