(裁判員10年 見えた課題:5)経験共有、守秘義務の壁 過度な自粛「社会的な損失」

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 「私のこと、覚えていますか?」

 2013年7月、会社員の40代男性は東京・秋葉原の法律事務所を訪れ、弁護士と対面した。

 「あーっ!」。弁護士は驚きの声をあげた。

 男性は、数日前に東京地裁で有罪判決が言い渡された覚醒剤密輸事件の裁判員だった。弁護士はその公判で、無罪を主張して争っていた。

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 裁…

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