(裁判員10年 見えた課題:1)市民感覚、揺らぐ量刑判断

有料記事

[PR]

 1歳8カ月の女の子の上半身には複数のあざが残っていた。体重は、標準を大きく下回る6・2キロ。写真を見た裁判員の男性は心に決めた。「最大のよりどころであるはずの親からの虐待は殺人に近い。社会に警告を与えないといけない」

 大阪地裁で2012年にあった傷害致死事件の裁判。無罪を主張する両親に、この裁判…

この記事は有料記事です。残り1941文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら