(書評)『美と破壊の女優 京マチ子』 北村匡平〈著〉

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 ■肉体言語を発し続けた美神

 「肉体」がやな、わての中に飛び込んできた初めての女(ひと)は、京マチ子はんや。そんな彼女の肉体に目覚めておませになって、十代でわての人格ができたんや。早うゆうたら、彼女がわての肉体に霊を宿しよった。その霊がわての絵に肉化した形而上(けいじじょう)美神ってわけや。

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