(105歳 私の証・あるがまま行く)読者の皆様に最後のごあいさつ 日野原重明

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 私が「あるがまゝ行く」を書き始めたのは、2002年10月5日、私が91歳になった時でした。聖路加国際病院の理事長時代の00年に「新老人の会」を発足させ、翌01年には『生きかた上手』を出版、120万部ものベストセラーになりました。当時は、私の発案した「新老人」とはどういうものか、世の中の人にわかってもらうために、そのモデルであるべく毎日、全力投球していた頃です。老いてからの私の人生をますます豊かで実りあるものにしようと、アクセルを踏みこんだのです。

 私のエッセーは、私の全力疾走の様子を読者の皆様に報告する形で、今日まで続いてきました。こんなにも長く連載できたのは、私と一緒に走って下さった読者の方々の応援があってのことです。ここに感謝とともに皆様に最後のお別れをしたいと思います。今まで本当にありがとうございました。

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 この人生で国内外を飛び回っ…

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