【詳報】兵庫知事の不信任案可決 失職か議会解散かは明言避ける
兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題で、県議会の全会派・全議員は9月定例議会開会日の19日、斎藤氏への不信任決議案を共同提出し、全会一致で可決しました。19日の県議会の動きなどをタイムラインでお伝えします。
18:30
維新の藤田幹事長「辞職が適切」
兵庫県議会で斎藤元彦知事への不信任決議案が可決、成立したことを受け、日本維新の会の藤田文武幹事長は「不信任を全会派で突きつけ、可決したわけだから、辞職していただくということが適切だ」と述べた。国会内の記者会見で語った。
斎藤知事は10日以内に議会を解散するか、辞職・失職かを選択しなければならない。斎藤氏が辞職し、知事選となった場合の対応について、藤田氏は「独自の候補者を擁立することも排除せずに検討したい」と語った。
17:50
最大会派の自民「解散には大義がない」
兵庫県議会で斎藤元彦知事に対する不信任決議案が可決されたことを受け、最大会派の自民党県議団の北野実幹事長は「補正予算を議決し、議会の責任を果たしたうえでの不信任決議。本来は、自らの意思で辞職していただきたかった」と述べた。
斎藤知事は10日以内に議会を解散するか、辞職・失職かを選択しなければならない。北野幹事長は「解散には大義がない。われわれ議員も県民の負託を受けた86人。その総意なので解散という道は考えられない」と斎藤知事を牽制(けんせい)した。
17:45
斎藤知事「自分自身の心に問いながら考える」
不信任決議案が可決された兵庫県の斎藤元彦知事が報道陣の取材に応じ、「改めて県民のみなさまに心から申し訳ないと思っています。全会一致で不信任決議が可決された事実は重く受け止めなければならない」と述べた。
失職するか議会を解散するかの判断や、その時期については、「兵庫県にとってどういうことが大事かということを考えながら、自分自身の心に問いながら考えていきたい。まだ可決されたばかりなので、タイミングはいつとは言えない」と明言を避けた。
17:45
浜田議長「解散に大義があるのか判断を」
兵庫県議会本会議で不信任決議案が全会一致で可決されたあと、浜田知昭議長が取材に応じた。「議会として非常に重い決断をさせていただいたが、県民の思いでもあると思う。今後については、議会の解散に大義があるのか、しっかりと判断していただきたい」と話した。
17:36
不信任決議案が全会一致で可決
兵庫県議会本会議で斎藤元彦知事に対する不信任決議案が採決され、全86議員が賛成票を投じ、全会一致で可決された。
議長が可決を報告した瞬間、斎藤知事は表情を変えず、口を真一文字に結んでいた。議場からは「よし!」という声が漏れ、沸き起こった拍手が少しずつ大きくなった。
斎藤知事は10日以内に議会を解散しなければ失職する。もし議会解散を選べば40日以内に県議選が行われるが、新議会で議員の3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば、不信任決議案が可決され、斎藤知事は失職する。
16:15
自民会派「兵庫県政に対する動揺はやまず危機的状況」
兵庫県議会の本会議が再開し…
兵庫県の内部告発文書問題
2024年3月、兵庫県の斎藤元彦知事らがパワハラ疑惑などを内部告発されました。告発への知事の対応をめぐって県議会と対立しましたが、出直し選挙では斎藤知事が再選を果たしました。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]