自民党は裏金事件を受けた「政治とカネ」をめぐる改革に後ろ向きだった態度を一変させようとしている。衆院3補選の全敗で尻に火が付いた形だが、政治資金の流れの透明化に資する内容となるか、うわべにとどまるか。本格化する他党との協議で本気度が問われる。

 自民、公明は7日午後6時から改革に向けた協議を再開。6日に岸田文雄首相が与党協議に臨む自民側のメンバーに、与党案を週内にもとりまとめるよう指示している。

 そもそも改革に対する自公の温度差は明らかだった。

 首相は事件の「再発防止」を優…

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