2025年度から公立の中高一貫校が誕生する愛知県。「第1次導入校」の4校に続き、26年度には「第2次導入校」7校が県内各地で開校予定だ。7校は様々な教育目標を掲げる特色豊かな学校となる見込みだ。

 「公立王国」と言われ、高校受験が主流だった愛知県に公立の中高一貫校の導入が決まったのは、22年7月。16年度ごろから県立高校の欠員は徐々に増え、21年度には2600人を超えた。県立高校離れに歯止めをかけるための、学校の多様化策の一つだった。

 1次導入校は、明和(名古屋市東区)、津島、半田、刈谷。いずれも、生徒が関心ある分野やテーマを決めて自主学習を深める「探究学習」型の教育を重視する。明和には音楽科も設置。津島には、海外大学の入学資格を得られる教育プログラム「国際バカロレア」が導入される予定だ。

不登校や外国ルーツ生徒の受け入れも

 1年遅れて開校する2次導入校は、豊田西▽時習館(豊橋市)▽西尾▽愛知総合工科(名古屋市千種区)▽日進▽衣台(豊田市)▽美和(あま市)。三河地方にも置かれ、県内全域で中高一貫校に通えるようバランスがとられた。

 このうち豊田西、時習館、西尾…

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