【動画あり】巨大リングの上から見えたもの 万博閉幕後の用途は未定
諏訪和仁
【動画】木造リングの木組みの7割が完成したという大阪・関西万博の会場=岸上渉撮影
2025年4月に開幕する大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会(万博協会)は11日、大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)で建設中の大屋根(リング)を報道陣に公開した。会場中心をぐるっと取り囲む世界最大級の木造建築で、幅30メートル、1周約2キロある。木組み構造の7割が組み上がり、9月中にも完成する見込みという。万博が終わった後の使い道は決まっていない。
リングは会場内をめぐる遊歩道となるほか、日よけにもなる。直径は、円の内側で615メートル、外側で675メートル。高さは内側で12メートル、外側で20メートルある。
昨年4月に工事を始めた。屋根に花を植えたり、エスカレーターや照明をつけたりなど、木組み構造以外も含めたすべての工事が終わるのは、来年1月の予定だ。
万博協会の高科淳・副事務総…
2025大阪・関西万博 開催までの歩み
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