大阪ガスは、2024年度から3カ年の中期経営計画を発表した。現状では1500億円前後の経常利益を、30年度に2千億円に増やす目標も同時に明らかにした。国内で火力発電や液化天然ガス(LNG)の卸売り事業を伸ばすほか、海外事業にも力を入れていく方針だ。

 世界的な脱炭素化の流れの中で、エネルギー各社は化石燃料からの転換を迫られている。ただ、3月に記者会見した大阪ガスの藤原正隆社長は「ここ20年ほどは、LNGによる火力発電も重要だ」と説明。電力やLNG販売に力を入れつつ、中計の3年間でさらに未来のエネルギーのあり方について具体策を準備するとした。

 大ガスは26年に姫路天然ガス…

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