14日に投開票されたインドネシア大統領選で、開票作業にあたった人が過労などで死亡する事例が相次いだ。選挙管理委員会などは19日会見し、これまでに84人が死亡、4500人超が体調不良を訴えたと明らかにした。

 開票従事者は選管の募集に応じた一般市民で、給料が支払われた。選管などによると、亡くなった人の中には心臓病や高血圧などの持病がある人もいた。保健省の集計では、死亡した人は40代が最多だった。

 14日は大統領選のほかにも、総選挙など複数の選挙が同日実施された。中には投票所の開設から票の集計まで、連続で30時間を超える長時間労働を余儀なくされた人もいたといい、過労がたたったことが、多数の死者や体調不良者を出した一因とみられている。

 インドネシアの選挙ではこれま…

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