自民党派閥の政治資金パーティー収入をめぐる事件で、東京地検特捜部が19日に刑事処分を発表した直後から、議員らが不記載を釈明する動きが相次いでいる。謝罪を口にはするものの、「派閥が」「秘書が」と述べ、自身の責任への言及は少ない。

 事実上の捜査終結で釈明したのは、清和政策研究会(安倍派)所属の議員が目立った。各議員とも政治資金収支報告書の修正に言及した。

 同派の江島潔参院議員(山口選挙区)は19日夜、オンラインで記者会見。2022年までの5年間に、派閥パーティー券の販売額のうちノルマを上回った計280万円の還流を受けていたと明らかにした。

「派閥の意向断り切れず」

 「派閥からの気持ちです」。江…

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