日本大学アメリカンフットボール部員による違法薬物事件をめぐり、日大は15日、理事会でアメフト部の廃部を正式に決めた。廃部の判断について、「時期尚早」という意見があり継続審議となっていたが、一連の事件で部員3人が逮捕され、11月30日には新たに1人が書類送検されるなど、蔓延(まんえん)が疑われる状況となっており、改めて部の存続は厳しいと判断した。

 部の存続の可否は11月28日の「競技スポーツ運営委員会」で、存続を認めない「廃止(廃部)」が示された。12月1日の理事会で審議したが結論は出ず、継続審議となっていた。

 一方、13人の部員は廃部方針の撤回を求めて大学側に180人分の署名と要望書を提出。長年のライバル関係にある関西学院大アメフト部のOBらもインターネット上で集めた約3万人の署名を提出していたが、廃部の方針は撤回されなかった。関東学生アメフト連盟によると、廃部決定を受け、日大は連盟から退会することになるという。

 日大は11月30日、ガバナン…

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