東海道新幹線のワゴン販売、10月で「やめます」 JR東海が発表

有料記事

細沢礼輝
[PR]

 東海道新幹線の車内からワゴン販売が姿を消す。JR東海は8日、「のぞみ」と「ひかり」で続けてきた車内販売を10月いっぱいで終了すると発表。人気のドリップコーヒーやカップアイスは、のぞみ停車駅のホームに自動販売機を増やして対応する。

 東海道新幹線では2012年に「こだま」で車内販売を取りやめた。今回、他でも終了する理由について、JR東海は「駅周辺の店舗やコンビニが充実して売り上げが減少していることに加え、人手不足で販売員の確保が難しい」と説明した。

 ただ、のぞみとひかりのグリーン車限定で11月から、座席のQRコードをスマートフォンで読み込んで注文すれば、飲み物やおつまみが届けられる新サービスを始める予定だ。

 東海道から乗り入れる山陽新幹線では、JR西日本がのぞみでの車内販売を続けるという。

 北海道、九州、東北、上越…

この記事は有料記事です。残り54文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    吉岡桂子
    (朝日新聞記者=中国など国際関係)
    2023年8月8日23時37分 投稿
    【視点】

    新幹線のカチンコチンアイスクリームにラム酒をかけて食べたら、いい感じにとけておいしい―。ラム酒の小瓶を持参するのはさすがにちょっと、とためらっているうちにワゴン販売が消えていく。「駅ナカ」の充実でお弁当やおやつ、飲み物は買って乗るようになり

    …続きを読む