ウクライナ議会は29日、イランに対し、50年間にわたって追加的な経済制裁を科す法案を可決した。ウクライナは、ロシアによる攻撃でイラン製の無人航空機(ドローン)が使われているとして、イランにロシアへのドローン提供をやめるように求めていた。

 現地メディア「キーウ・インディペンデント」によると、法案は、イランとの貿易活動を包括的に禁じ、投資や技術移転も認められない。さらに、ウクライナ国内にイランの製品が入ってくることや、ウクライナにあるイラン人の資産を国外に持ち出すことも禁じる内容だという。

 ゼレンスキー大統領は24日のビデオ演説で、ロシア軍による攻撃で約1160機のイラン製ドローン「シャヘド」が使われたと強調。このうち約900機についてはウクライナ軍が撃墜したとしたうえで、ロシアへのドローン提供をやめるようにイラン国民に呼びかけていた。

 ウクライナ軍参謀本部によると…

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