「24時間選挙のことを考え、実行できる女性少ない」 維新・馬場氏

維新

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日本維新の会・馬場伸幸代表(発言録)

 (選挙における女性候補の擁立について)選挙は非常に厳しい戦いだ。女性の優先枠を設けることは、国政でも地方議会でも我が党としては全く考えていない。衆院選でも、選挙区でたった1人が当選するという厳しい選挙の中では、私自身も1年365日24時間、寝ているときとお風呂に入っているとき以外、常に選挙を考えて政治活動をしている。それを受け入れて実行できる女性はかなり少ないと思う。

 女性が政界に進出するのはウェルカムだが、今の選挙制度が続く限り、女性枠を設けてもなかなか女性が一定数、国会や地方議会に定着することは難しいと思う。選挙制度、定数削減とともに考えていく。(記者会見で)

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    井本直歩子
    (元競泳五輪代表・途上国教育専門家)
    2023年3月29日10時49分 投稿
    【視点】

    女性の政治進出の難しさや、ガバナンスの多様性の重要性を理解されていたら、この発言は出ないと思います。リーダーとしてあるまじき発言です。またか、という感じですが。

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    三牧聖子
    (同志社大学大学院准教授=米国政治外交)
    2023年3月29日19時53分 投稿
    【視点】

    睡眠と入浴の時間以外、政治のことばかり考えている人間は、単体では生きていくことができないはずだ。にもかかわらず、日々生き、選挙や政治活動に没頭できるのは、誰かが食事や洗濯など家事を担っているからだ。 『アダム・スミスの夕食を作ったのは

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