クルド人の新年祭ネブロス 4年ぶり秋ケ瀬公園で開催

仙道洸
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 クルド人が新年を祝う祭り「ネブロス」が21日、さいたま市桜区の秋ケ瀬公園であった。コロナ禍で中止が続き4年ぶりの開催。埼玉県川口市と蕨市に暮らすクルド人や日本人約1千人が、春の陽気の中、クルド料理や踊りを楽しんだ。

 「ネブロス」はクルド語で「新しい日」。クルド人は先祖代々、新年を祝って色鮮やかな刺繡(ししゅう)を施した民族衣装をまとい踊りを披露してきた。

 物販ブースでは、クルドの伝統料理やスイーツ、書籍などが販売され、トルコ・シリアで起きた大地震への支援を呼びかける募金箱も置かれた。

 主催した日本クルド文化協会の事務局長ワッカス・チョーラクさんによると、今年のネブロスでは、「被災者と協力して、もう一度立ち上がろう」というモットーを掲げた。

 「地震が起きて悲しい中だけど、こうして会うことができて楽しい。まだまだ復興に向けて足りないものばかりだけど、立ち上がるために、考えていきたい」(仙道洸)

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