「一本どうぞ」山中のサプライズ 小児がんの景子ちゃんがつないだ縁

有料記事

多知川節子
[PR]

 瀬戸内海を望む霊峰の細道を進むと、木漏れ日が差し込む広場に行き着く。木製のベンチに、お茶やジュースなどが詰め込まれたケースが並んでいる。

 「一人一本ご自由にお取り下さい」。手書きの貼り紙のそばにノートが置かれ、中には感謝の言葉がつづられている。

 「心がおどりました」「この場所に来て力を頂きました」

 ここは「景子ちゃんの接待所」。香川県坂出市と高松市にまたがる山中に2年前に設けられた。

 小児がんのため、6歳で亡くなった鈴木景子ちゃんが結んだ縁が始まりだった。

 景子ちゃんは愛知県豊田市に…

この記事は有料記事です。残り1484文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら