大企業に強い浜銀、中小に強い神奈川銀 両行一体、経営基盤強化へ

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足立優心 伊藤良渓 進藤健一
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 横浜銀行横浜市西区)は3日に記者会見を開き、神奈川銀行(同市中区)の完全子会社化を目指すと発表した。規模の大きな企業に強い横浜銀行と、中小企業に強みをもつ神奈川銀行とが組み、経営基盤を強化する狙いだ。買収後も神奈川銀行の名称は変えず、これまで通り営業を続けるという。

 会見で横浜銀行の片岡達也頭取は、県内経済の状況について「人口減少やポストコロナなど社会構造、国際情勢の変化などで不確実性も高まりつつある」と指摘し、「両行が一体となって安定的な金融仲介機能を発揮する必要がある」と説明した。6日から株式公開買い付け(TOB)を始め、4月4日までの全株式の取得を目指す。

 神奈川銀行の近藤和明頭取も「両行の利益相反関係が解消されることで、経営資源の相互活用をより高いレベルで実現する」と意義を語った。

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